1人医師で診療所を経営していると、代診の先生を頼まないといけない場合があるかと思います。
そのとき、経営においてどんなことを考えておいたらいいのでしょうか?
※皿倉山から北九州市
代診の先生を頼む
1人医師で診療所を経営していると、急な用事が入った場合など、代診の先生を頼まないといけない時があるかもしれません。
そんなとき、知り合いの先生に頼んだり、医局にお願いしたり、民間の紹介会社にお願いしたりと、さまざまだと思います。
その場合は、どんな所に依頼するにしても、本人確認の書類のコピーは念のためもらっておいた方がいいかと思います。
医師免許証や保険医登録やマイナンバーカードもしくは通知カードなど
現住所の確認もしておいたほうがいいです。たまに、マイナンバーカードもしくは通知カードに書かれてある住所と違う住所に住まわれているかたがいらっしゃいます。
その場合、源泉徴収票の送付や診療所がする市町村への給与の支払額のお知らせが違う場所になってしまいます。
収入と経費を考える
代診の先生を頼むとなると、それなりの費用がかかります。
その費用をかけてまで、診療するほうがいいのかを、経営者であれば考えないといけません。
まず、その代診の先生を頼もうとしている日または時間帯で、どのくらいの収入があるのかを計算してみてください。
保険収入なり自費収入なり、おおよその収入の目処がたつと思います。
その収入に対して、どのくらいの費用をかけるのかも考えないといけません。
代診の先生の給与をどのくらいに設定するかを考えないといけません。
知り合いや医局に頼むことができるのであれば、それなりに給与を抑えることができるのかもしれません。
しかし、民間の紹介会社に依頼をするのであれば、給与が低ければ募集をしても応募がない場合もあります。
また、あまり費用をかけすぎると、赤字になってしまいます。
紹介会社に依頼をするときには、紹介手数料を支払うことも費用として考えておかなければなりません。
ほとんどが医師の給与の2割が紹介手数料として支払うことになると思います。
ですから、代診の先生を紹介会社に頼むときは、費用は代診の先生の給与+紹介手数料になります。
どのくらいの給与にするのかは紹介会社と相談するか、ここまでなら給与は出せるという設定を決めておかれるのがいいかと思います。
紹介会社に依頼をするときには、いつまで募集するのかも決めておかれたほうがいいかと思います。
募集はしたけれど、決まらない場合もあります。
そんなときは、予約制であれば患者さんに日時の変更をしてもらわないといけません。
それが前日だと、患者さんも困ってしまいます。
余裕をもった募集期限を決めて、募集をしたほうがいいかと思います。
休診にするかしないか
1日くらいであれば、収支が赤字になるのであれば、休診にするということも考えられます。
その際、事業主の都合によりますので、休日扱いにはなりません。
ですから、従業員さんには休業手当を支払わなければなりません。
診療所で事業主の都合で急きょ休診!!になったら、従業員さんのお給料って払わないといけないの?
また、収支が赤字になっても、患者さんのことを考えると、休診にすることはできないということもあるかもしれません。
そんなときは、休診にしないで、診療するということを決めることもあるかもしれません。
【足あと】
ご紹介いただいたお客様とお話ししました。
お客様からご紹介いただくことって、とっても嬉しいです。
これからもよろしく!と言われると、もっと嬉しいです。
【昨日のにっこり】
ご紹介いただいたお客様と話をしたこと
久しぶりの先輩税理士さんと話したこと
お肉が美味しかったこと