そろそろ気になる「年末調整」  「今年はお金がもらえるかな?」って・・・年末調整で受け取っているお金は「もらう」のではなく、「返ってくる」税金です  

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そろそろ生命保険料控除の書類が届いたり、会社から年末調整の書類をもらったり・・・年末調整に向けて準備を始める時期になってきました。

「今年はお金がもらえるかな?」って気になるかと思います。

そもそもこのもらっているお金って、どこからもらえているのでしょうか。

※道ばたの花壇の花

 

年末調整とは

毎月給与から差し引かれている「源泉所得税」。

この源泉所得税は、一定のルールに従って、会社が従業員さんの給与から差し引く「仮の税金」なのです。

この「仮の税金」を年末において、正しい税金の計算をするのが年末調整です。

 

本当は、従業員さんの各個人が給与分を確定申告しないといけないのですが、それだと確定申告する人が多くなり各個人も手間がかかるし、受け付ける人も大変になりますよね。

そんな手間を源泉所得税を会社が差し引きして、国に納めることで従業員さんが確定申告する手間を省いているのです。

 

会社など給与の支払者は、役員又は使用人に対して給与を支払う際に所得税及び復興特別所得税の源泉徴収を行っています。
しかし、その年1年間に給与から源泉徴収をした所得税及び復興特別所得税の合計額は、必ずしもその人が1年間に納めるべき税額とはなりません。
このため、1年間に源泉徴収をした所得税及び復興特別所得税の合計額と1年間に納めるべき所得税及び復興特別所得税額を一致させる必要があります。
この手続を年末調整といいます。

No.2662 年末調整のしかた|国税庁 (nta.go.jp)

 

給与所得に対する所得税及び復興特別所得税については、いわゆる源泉徴収制度を採用し、給料や賃金等の支払者が給与を支払う際に、支払額に応じた所得税及び復興特別所得税をその給与から差し引いてこれを国に納付するとともに、年末において年末調整を行い、その年中の給与の総額に対する年税額と給与の支払の都度差し引いて納付した源泉所得税及び復興特別所得税の合計額とを対比して、過不足額の精算をすることとし、給与所得者が申告納税をする手数を省くこととしています。

給与所得の源泉徴収事務(国税庁)

 

No.2665 年末調整の対象となる人|国税庁 (nta.go.jp)

 

年末調整でもらっているお金はどこからもらえるのか

年末調整では、毎月給与から差し引きされている「仮の税金」の源泉所得税を、正しい税金の計算をします。

正しい税金の計算をした結果、「仮の税金」の源泉所得税を多く納めている方が多いのです。

この多く納めている方「仮の税金」の源泉所得税が、年末調整によって、会社からもらうお金となります。

したがって、会社から年末調整によってもらうお金は、自分が予め納めていた税金が返金されただけなのです。

 

当然、足りないときは、追加で税金を納めることもあります。

 

とはいっても、年末にお金が入ってくるのは、嬉しいですよね。

 

 

 

【足あと】

最近、一度観た「007」を改めて観ています。

面白いです。

あ~こんな場面があったのか~と

忘れている場面もあったり、思い出したり・・

面白い映画は何度観ても面白いです。

 

 

【昨日のにっこり】

007が面白かったこと

話を聞いて欲しいな~と思っていた方から連絡があったこと

改めて深く知ったこと