中古住宅を住宅ローンを利用して購入し、その中古住宅を壊して新築を建てて、その住宅のみの住宅ローンを組んだ時の住宅ローン控除

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中古住宅を住宅ローンを利用して購入し、その中古住宅を壊して新築を建てることがあると思います。

そのとき、新築の住宅のみの住宅ローンを組んだときの住宅ローン控除で注意したいこと。

※境内にて

住宅ローン控除で必要な書類

住宅ローン控除を受けるには、住宅ローン控除を受けようとする年の確定申告をしないといけません。

そのときに確定申告するときに添付する書類があります。

 

確定申告書に次の書類を添えて提出してください。

1

「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書」

※ 連帯債務がある場合は「(付表)連帯債務がある場合の住宅借入金等の年末残高の計算明細書」も必要です。

2

金融機関等から交付された「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」(注3)

3

家屋の「登記事項証明書」(注1)などで床面積が50平方メートル以上(特例特別特例取得の場合は、40平方メートル以上50平方メートル未満)であることを明らかにする書類

4

家屋の「工事請負契約書」または家屋の「売買契約書」の写しなどで家屋の取得対価の額を明らかにする書類

5

<土地の購入に係る住宅借入金等について控除を受ける場合>

(1) 土地の「登記事項証明書」(注1、2)などで敷地の取得年月日を明らかにする書類

(2) 土地の売買契約書の写しなど土地の取得対価の額を明らかにする書類

6

<国または地方公共団体等から補助金等の交付を受けた場合>

市区町村からの補助金決定通知書などの補助金等の額を証する書類

7

<住宅取得等資金の贈与の特例(措法70の2、70の3)を受けた場合>

贈与税の申告書など住宅取得等資金の額を証する書類の写し

No.1211-1 住宅の新築等をし、令和4年以降に居住の用に供した場合(住宅借入金等特別控除)|国税庁 (nta.go.jp)

 

住宅等の区分に応じた提出書類

上記の「共通の提出書類」に加えて、認定住宅等の区分に応じた書類の提出が必要となります。

認定住宅等の区分 提出書類
認定長期優良住宅 イ 都道府県または市区町村等の長期優良住宅建築等計画等の「認定通知書」の写し(※1)

※1 計画の変更の認定があった場合には「変更認定通知書」の写し、認定計画実施者の地位の承継があった場合には「認定通知書」および「承認通知書」の写し

ロ 市区町村の「住宅用家屋証明書」(注1)(認定長期優良住宅に該当する旨などの記載があるもの)もしくはその写し、または建築士等(※)が発行した「認定長期優良住宅建築証明書」(※2)

※2 「認定通知書」の区分が既存である場合は、ロの書類は不要となります。

低炭素建築物 イ 都道府県または市区町村等の低炭素建築物新築等計画の「認定通知書」の写し

※ 計画の変更の認定があった場合には「変更認定通知書」の写し

ロ 市区町村の「住宅用家屋証明書」(注1)(認定低炭素住宅に該当する旨などの記載があるもの)もしくはその写し、または建築士等(※)が発行した「認定低炭素住宅建築証明書」

低炭素建築物とみなされる
特定建築物
市区町村の「住宅用家屋証明書(特定建築物用)」(注2)
特定エネルギー
消費性能向上住宅
建築士等(※)が発行した「住宅省エネルギー性能証明書」(注3)または登録住宅性能評価機関の「建設住宅性能評価書」の写し

(断熱等性能等級に係る評価が等級5以上および一次エネルギー消費量等級に係る評価が等級6以上であるもの)

エネルギー
消費性能向上住宅
建築士等(※)が発行した「住宅省エネルギー性能証明書」(注3)または登録住宅性能評価機関の「建設住宅性能評価書」の写し

(断熱等性能等級に係る評価が等級4以上および一次エネルギー消費量等級に係る評価が等級4以上であるもの)

No.1211-1 住宅の新築等をし、令和4年以降に居住の用に供した場合(住宅借入金等特別控除)|国税庁 (nta.go.jp)

住宅ローンを利用して中古住宅を取得し、その中古住宅を壊して住宅を新築したときの住宅ローン控除の注意

住宅ローンを利用して中古住宅を取得していて、その中古住宅を壊して新たに住宅を建てた場合に、住宅のみの住宅ローンを組んだとき

以前の中古住宅の住宅ローンの残額を、新たな住宅の住宅ローンに組み込んでいる場合があります。

新たに住宅ローンを住宅のみで組んだつもりでいたけれど、壊した中古住宅の残額の住宅ローンも組み込まれていた・・なんてこともあります。

その場合は、新たな住宅について住宅ローン控除の適用を受けようとするときには、土地の登記簿謄本も一緒に提出しましょう。

 

自分では新たな住宅のみの住宅ローンと持っていたのに・・

確認する方法は、年末に送られてくる金融機関からの年末残高証明書に、「住宅借入金等の内訳」の欄に「土地等のみ・住宅のみ・住宅及び土地等」と3つの区分のいずれかに〇がついています。

そこに、「住宅のみ」に印がついていれば、住宅だけの書類でいいのですが、「住宅及び土地等」に印がついていれば、以前の中古住宅の住宅ローンの残額が組み込まれているのかもしれません。

そんなときは、確定申告する際に、土地の書類も必要となるので、揃えておきましょう。

 

 

【足あと】

うまくいかないこともあり・・

四苦八苦することもあります。

まあ、やっていればできてくるのですが・・

焦らず・・できるのだから、大丈夫・・・とっ

 

 

【昨日のにっこり】

ひとつ解決したこと

カニ鍋を食べたこと

最後には落ち着いたこと